書誌事項
- タイトル別名
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- QUANTIFICATION OF AN INTERMEDIATE PHASE DURING HYDRATION OF CEMENT
抄録
本研究ではXRD/Rietveld法および29Si MAS-NMRを併用することで、水和反応過程にC-S-Hの前駆体として存在するintermediate phaseの定量法を提案した。また養生温度を変えることで、C3Sの溶出反応およびシリケートの重合反応における温度による影響を観察した。両者は共に温度依存性を示し、養生温度が高いほど反応率が大きくなる傾向を示した。しかしながら、それらを組み合わせて算出したintermediate phase量の経時変化は養生温度と相関を持たなかった。C3Sの溶出反応とシリケートの重合反応の温度依存性は反応初期においては前者が大きく、反応長期においては同様の傾向を示した。反応初期においてintermediate phase量を保持することが最終的にC3Sの水和反応を促進させる可能性が示唆された。
収録刊行物
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- Cement Science and Concrete Technology
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Cement Science and Concrete Technology 65 (1), 46-53, 2011
一般社団法人 セメント協会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204830141696
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- NII論文ID
- 130004745718
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- ISSN
- 21873313
- 09163182
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可