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- 岩浅 瑛大
- 北海道大学 大学院工学院環境循環システム専攻
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- 名和 豊春
- 北海道大学 大学院工学研究院環境循環システム部門
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- 福島 浩樹
- 北海道大学 大学院工学研究科環境循環システム専攻
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- Y. Elakneswaran
- 北海道大学 大学院工学研究科環境循環システム専攻
書誌事項
- タイトル別名
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- MODELING OF CHLORIDE DIFFUSION INTO CEMENTITIOUS MATERIALS
説明
近年、セメントペースト中の物質輸送メカニズムは耐久性に関する問題として大きな注目を集めている。水和セメント表面が電気二重層(EDL)を形成することは知られているが、本研究では、EDLの影響を考慮した物質輸送予測の研究を行った。熱力学的平衡論に基づく地球科学コードPHREEQCによる表面錯体モデルを用いて物理吸着反応における平衡定数の算出を行い、C-S-H表面への塩化物イオンの物理吸着計算を行った。また、イオン拡散の計算に相平衡モデル、表面錯体モデル、多種イオン拡散モデルを総合的に用いた拡散係数の予測を、PHREEQCを用いて行った。モデルの検証の結果、物理吸着量及び塩分浸透量ともに実験結果と良い相関が得られた。これらの結果より、多種イオン拡散のモデル化が可能となった。
収録刊行物
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- Cement Science and Concrete Technology
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Cement Science and Concrete Technology 64 (1), 338-345, 2010
一般社団法人 セメント協会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204830616064
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- NII論文ID
- 130004574632
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- ISSN
- 21873313
- 09163182
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可