鎖肛術後症例の排便機能評価法

書誌事項

タイトル別名
  • サコウジュツゴ ショウレイ ノ ハイベン キノウ ヒョウカホウ

この論文をさがす

説明

鎖肛術後の排便機能の判定基準の不統一が各術式間の比較を困難にしているのでその統一が望まれるが, その際continence (失禁の程度)を最も重視すべきであることを強調したい. Continenceの客観的評価法についてはわれわれの経験では, レ線検査法では肛門よりのバリウムのもれの程度が最もよく失禁の程度と一致しており, 直腸内圧検査では直腸圧と肛門管圧の差が失禁の程度とよく一致していた.また直腸内括約筋反射を有する例は排便機能良好であった.今後はballoon法をも応用し外括約筋の動きも調べたいと思っている.

収録刊行物

被引用文献 (2)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ