書誌事項
- タイトル別名
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- ASSESSMENT OF THE PYRAMIDAL TRACT BY DIFFUSION TENSOR ANALYSIS IN BRAIN HEMORRHAGE PATIENTS FOR MOTOR FUNCTION PROGNOSIS
- ノウ シュッケツ カンジャ ノ カクサン テンソル カイセキ ニ ヨル スイタイロ ノ ヒョウカ ト ウンドウ キノウ ヨゴ
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説明
脳出血患者において, 比較対象となる関心領域 (ROI) を描出された錐体路全体に設定し, そのFA (Fractional Anisotorophy) 値を拡散テンソル解析 (DTA) にて評価し, 発症時と発症3か月後の運動機能との相関を検討した.麻痺を有する脳出血の患者30人を対象に, 亜急性期 (6~14日) にMRIを撮像し, そのデータからWorkstation上でDTAを施行し錐体路を描出した.ROI内のFA値を患側と健常側で測定し, これまでの報告と同様に患側と健常側FA値との比 (FA比) を計算して運動機能予後との相関を比較した.運動機能評価は発症時のBrunnstrom stageの総和と3か月後のBrunnstrom stageの総和を用いた.錐体路全体のFA比と発症後3か月後のBrunnstrom stageの総和間には, 強い相関関係 (相関係数0.74 (p<0.001) ) が認められ, FA比0.95以上の症例で運動機能予後が良好な傾向が認められた.軽度の麻痺との層別後, さらに麻痺の改善程度の検証を行い, 錐体路全体のFA比と発症後3か月後のBrunnstrom stageの改善度間にも, 強い相関関係 (相関係数0.77 (p<0.001) ) が得られた.特に視床出血では被殻出血に比べ, FA比の値が麻痺の予後に大きく影響する傾向が認められ, FA比1.0の症例では, 発症3か月後の麻痺の回復率が著しく高いことが示唆された.脳出血例における, 錐体路全体のFA比の低下は運動麻痺の機能予後と相関し, 視床出血ではFA比から運動機能予後の傾向を予測できる可能性が示唆された.脳出血患者の錐体路の拡散テンソル解析は, 機能予後の予測に有用であると考えられる.
収録刊行物
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- 昭和医学会雑誌
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昭和医学会雑誌 68 (3), 182-191, 2008
昭和大学学士会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204833982848
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- NII論文ID
- 130001820493
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- NII書誌ID
- AN00117027
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- ISSN
- 21850976
- 00374342
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- NDL書誌ID
- 9697929
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可