舌紅板症の1例

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  • A Case of Erythroplakia of the Tongue

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説明

われわれは63歳, 男性の右側舌縁に発生した稀な紅板症の1例を経験した.右側舌縁部に4.0×1.7cmの比較的境界明瞭, 表面がやや粗造で魔燗状で, 一部に白斑を伴う鮮紅色の病変が認められた.右側舌縁部紅板症の臨床診断のもとに試験切除を施行し, 病理組織診断にて中等度から高度の上皮異形成が認められる紅板症との診断が得られたため, 舌部分切除術, 植皮術を施行した.術後約1年5か月の現在, 再発は認められず, 術後経過は良好である.

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