先天性十二指腸閉鎖症に対するDiamond吻合術後11年目に発生した吻合部潰瘍の1例

書誌事項

タイトル別名
  • A Case Report of Anastomotic Ulcers, 11 Years After Diamond-Shaped Anastomosis for Congenital Duodenal Atresia
  • 症例報告 先天性十二指腸閉鎖症に対するDiamond吻合術後11年目に発生した吻合部潰瘍の1例
  • ショウレイ ホウコク センテンセイ ジュウニシチョウ ヘイサショウ ニ タイスル Diamond フンゴウ ジュツゴ 11ネンメ ニ ハッセイ シタ フンゴウブ カイヨウ ノ 1レイ
公開日
2017
DOI
  • 10.11164/jjsps.53.5_1049
公開者
特定非営利活動法人 日本小児外科学会

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説明

<p>症例は11歳,Down症候群の男児.先天性十二指腸閉鎖症の診断で,他院にて1生日にDiamond吻合術を施行された.転居に伴い3生月に当科に紹介となった.経過は順調であったが,11歳時に黒色便と顔色不良を認め,当科を受診した.受診時,高度の貧血を伴う吻合部出血性糜爛を認めた.PPI内服による保存的治療で症状は軽快し,2か月後にPPI内服を中止した.しかし6か月後に吻合部潰瘍・糜爛の再発を認め,吻合部における食物や胆汁,胃酸の停滞が原因と考えられた.このためPPI内服に加えて,六君子湯や食事・体位指導を開始したところ,吻合部潰瘍の著明な改善を認めた.現在15か月経過しているが,症状の再発は認めていない.先天性十二指腸閉鎖症に対してDiamond吻合術を施行された症例では,吻合部狭窄を認めなくても消化液や食物残渣の停滞による潰瘍が発生しうるため長期間のフォローが重要であると考えられた.</p>

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