インスリン持続皮下注入法 (CSII) により長期血糖の正常化とインスリン抗体の減少を可能とした糖尿病妊婦の一例

書誌事項

タイトル別名
  • NORMALIZATION OF BLOOD GLUCOSE LEVEL AND MARKED DECREASE IN INSULIN ANTIBODIES BY CONTINUOUS SUBCUTANEOUS INSULIN INFUSION (CSII) IN UNSTABLE DIABETIC DURING PREGNANCY
  • インスリン持続皮下注入法(CS2)により長期血糖の正常化とインスリン抗体の減少を可能とした糖尿病妊婦の1例
  • インスリン ジゾク ヒカ チュウニュウホウ CS 2 ニ ヨリ チョウキ ケッ

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説明

周産期胎児死亡の既往をもつ不安定型糖尿病婦人が再び妊娠したが, 現行インスリン療法ではコントロール不可能なためCSIIを施行した.その結果, 注入インスリン量の大幅な節減にもかかわらず, MBG, M-value MAGEはすべて改善され, HbA1も徐々に正常化した.又強陽性であったインスリン抗体はCSII使用後著減した.CSIIはその装着から操作まで患者自身で行えるため外来治療も含めた長期の糖尿病管理に極めて有効と思われるが, そのインスリン注入プログラミングは画一的でない工夫が必要と思われた.

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