腹部・骨盤部領域におけるF-18-FDG PET/CT検査の意義

  • 菅 一能
    セントヒル病院セムイPET検診・放射線治療サイト

書誌事項

タイトル別名
  • Feasibility of F-18-FDG PET/CT Scan in Abdominopelvic Regions
  • フクブ コツバンブ リョウイキ ニオケル F-18-FDG PET CT ケンサ ノ イギ

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説明

ブドウ糖代謝機能診断とCTによる形態診断を同一断面上で同時に行えるF-18-2-Fluoro-2-deoxy-D-glucose (FDG) positiron emission tomography (PET) /CTスキャンは,腫瘍診断と治療戦略において必要不可欠なモダィティになりつつある.全身検索が可能な本検査は,原発腫瘍の検出/ステージング/予後予測,集約的治療における効果判定や予後予測さらに他の重複する病変をone stop shopping的に評価できる点で有用性が高い.但し,悪性腫瘍の種類によりFDGに対する親和性やブドウ糖代謝は異なり,PET/CT検査の用いられ方は一様ではなく,各腫瘍の性質に基づく使い分けも必要である.本稿では,腹部・骨盤部領域のPET/CT検査の腫瘍診断と治療戦略に必要な基礎的知識,および各種腫瘍の性質に基づいた使われ方を合計3シリーズに掲載し,自験例を基に文献的にレビューする.

収録刊行物

  • 山口医学

    山口医学 57 (5), 127-143, 2008

    山口大学医学会

参考文献 (188)*注記

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