外科的切除後にイマチニブ投与を行った十二指腸ＧＩＳＴの１例

DOI Web Site Web Site 参考文献25件 オープンアクセス
  • 中村 宗剛
    山口大学大学院医学系研究科消化器病態内科学分野（内科学第一）
  • 清時 秀
    山口大学大学院医学系研究科消化器病態内科学分野（内科学第一）
  • 西川 潤
    山口大学大学院医学系研究科消化器病態内科学分野（内科学第一）
  • 齋藤 真理
    山口大学大学院医学系研究科消化器病態内科学分野（内科学第一）
  • 浜辺 功一
    山口大学大学院医学系研究科消化器病態内科学分野（内科学第一）
  • 岡本 健志
    山口大学大学院医学系研究科消化器病態内科学分野（内科学第一）
  • 檜垣 真吾
    山口大学医学部附属病院 光学医療診療部
  • 坂本 和彦
    山口大学大学院医学系研究科消化器・腫瘍外科学分野（外科学第二）
  • 岡 正朗
    山口大学大学院医学系研究科消化器・腫瘍外科学分野（外科学第二）
  • 河内 茂人
    山口大学大学院医学系研究科分子病理学分野（病理学第二）
  • 坂井田 功
    山口大学大学院医学系研究科消化器病態内科学分野（内科学第一）

書誌事項

タイトル別名
  • A Case of Duodenal GIST Treated by Surgery and Adjuvant Therapy
  • ゲカテキ セツジョゴ ニ イマチニブ トウヨ オ オコナッタ ジュウニシチョウ GIST ノ 1レイ
  • 症例報告 外科的切除後にイマチニブ投与を行った十二指腸GISTの1例
  • ショウレイ ホウコク ゲカテキ セツジョ ゴ ニ イマチニブ トウヨ オ オコナッタ ジュウニシチョウ GIST ノ 1レイ

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抄録

症例は64歳女性．近医の上部消化管内視鏡検査にて，出血を伴う潰瘍を形成した腫瘍が十二指腸下行脚に認められたため山口大学第一内科へ紹介された．腹部CTおよびMRIで十二指腸前方に最大径85mm大の腫瘤性病変を認めた．内視鏡下生検にてGISTと診断し，外科的切除を施行した．腫瘍は線維性被膜によって覆われ，他の周囲臓器への浸潤は認めなかった．術後の病理組織所見から高リスク群と診断され，イマチニブの術後補助化学療法を行い，術後7ヵ月再発なく経過観察中である．

収録刊行物

  • 山口医学

    山口医学 59 (3), 127-132, 2010

    山口大学医学会

参考文献 (25)*注記

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