下肢Segmental Zoster Paresisのリハビリテーションマネージメント

  • 渡辺 英靖
    昭和大学藤が丘リハビリテーション病院リハビリテーション科
  • 笠井 史人
    昭和大学藤が丘リハビリテーション病院リハビリテーション科
  • 水間 正澄
    昭和大学藤が丘リハビリテーション病院リハビリテーション科
  • 依田 光正
    昭和大学病院リハビリテーション理学診療科
  • 川手 信行
    昭和大学病院リハビリテーション理学診療科

書誌事項

タイトル別名
  • REHABILITATION MANAGEMENT OF SEGMENTAL ZOSTER PARESIS IN THE LOWER EXTREMITY
  • 症例報告 下肢Segmental Zoster Paresisのリハビリテーションマネージメント
  • ショウレイ ホウコク カシ Segmental Zoster Paresis ノ リハビリテーション マネージメント

この論文をさがす

説明

症例は76歳女性.一人暮らし.腰部脊柱管狭窄症, 右股関節固定術の既往あり.2004年9月6日, 左下肢の第2~4腰髄レベルの帯状疱疹の診断を受け, 9月20日頃より帯状疱疹の髄節レベルに一致した筋力の低下を認めSegmental Zoster Paresis (以下SZP) と診断10月5日, 当院当科転科となる.入院時, 左下肢筋力は腸腰筋・大腿四頭筋を中心にMMT2レベルに低下しており右股関節は屈曲困難であった.在宅での生活のためには階段昇降が必須であり, 予後の予測困難が問題であった.入院後約3か月の経過で筋力およびADLは病前レベルにまで改善し良好な経過をたどった.SZPは稀な疾患であり, その病態や予後については未だ不明な点が多い.今回われわれは, 予後は良好であったが様々な問題によりリハビリテーションマネージメントに難渋した症例を経験したので報告する.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ