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- 世良田 和幸
- 昭和大学医学部麻酔学教室
書誌事項
- タイトル別名
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- EFFECTS OF MORPHINE, KETAMINE, AND METHOHEXITAL ON UNIT ACTIVITY OF THE SUPRAOPTIC NUCLEI (SON) IN RATS
- シショウカブ シサクジョウカク SON ノ ユニット カツドウ ニ モルヒネ
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説明
麻酔薬が下垂体からの抗利尿ホルモン (ADH) 分泌に関与すこるとはよく知られている.下垂体後葉神経分泌細胞の細胞体は, 神経葉の逆行性刺激により視索上核 (SON) 中に電気生理学的に同定されている.今回著者は, ウイスター系雄ネズミを用い, モルヒネ1mg/kg投与群10例, ケタミン1mg/kg投与群8例, 10mg/kg投与群7例, メトヘキシタール2mg/kg投与群8例の4群33例について, 神経分泌ニユーロンの自発発火活動の変化を経時的に観察記録した.SON及びその近傍からのユニット活動の変化は, モルヒネ投与群では, 10例全例で自発発火活動は抑制され, ケタミン1mg/kg投与群では抑制5例, 不変3例, ケタミン10mg/kg投与群では7例全例が抑制された.メトヘキシタール投与群では8例全例が抑制された.以上により, モルヒネ, ケタミン, メトヘキシタールは, SON神経分泌ニューロンのユニット活動を抑制し, ADH分泌を抑制する可能性が示唆された.
収録刊行物
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- 昭和医学会雑誌
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昭和医学会雑誌 40 (2), 243-250, 1980
昭和大学学士会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204837269888
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- NII論文ID
- 130001824193
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- NII書誌ID
- AN00117027
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- ISSN
- 21850976
- 00374342
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- NDL書誌ID
- 2213879
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可