ライフスタイルと小児肥満

  • 落合 裕隆
    昭和大学医学部衛生学公衆衛生学講座公衆衛生学部門
  • 白澤 貴子
    昭和大学医学部衛生学公衆衛生学講座公衆衛生学部門
  • 島田 直樹
    昭和大学医学部衛生学公衆衛生学講座公衆衛生学部門
  • 大津 忠弘
    昭和大学医学部衛生学公衆衛生学講座公衆衛生学部門
  • 星野 祐美
    昭和大学医学部衛生学公衆衛生学講座公衆衛生学部門
  • 小風 暁
    昭和大学医学部衛生学公衆衛生学講座公衆衛生学部門

書誌事項

タイトル別名
  • ライフスタイル ト ショウニ ヒマン

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抄録

ライフスタイルと小児肥満の関係を検討した。解析対象は、2005~2009年における埼玉県伊奈町の小学4年生2124名と中学1年生1797名とした。小学4年生における男子の割合は51.4%、肥満者は9.0%であった。中学1年生における男子の割合は51.2%、肥満者は8.7%であった。2つの学年で肥満群と非肥満群のライフスタイルを比較した結果、非肥満群では運動する割合が高く、よく噛んで食べ、食べるスピードがゆっくりとしていた。また、肥満群では就寝時刻が遅く、睡眠時間が短く、肥満と睡眠に有意な関連を認めた。小児肥満と運動・食事のとり方・睡眠との関連が示唆され、肥満予防には「運動の実施」「ゆっくりとよく噛んで食べる」「良い睡眠習慣を形成する」ことが重要と考えられた。

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