腹腔鏡下尿膜管遺残摘出術を施行した尿膜管臍瘻の2例

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  • LAPAROSCOPIC RESECTION OF THE UMBILICAL URACHAL REMNANT FOR UMBILICAL URACHAL SINUS

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説明

尿膜管臍瘻に対し腹腔鏡下尿膜管遺残摘出術を行った2例を経験したので報告する.症例1は23歳,男性.症例2は17歳,女性.2例とも臍炎を発症し来院した.保存的治療を行い,その後腹腔鏡手術を行った.気腹下の3本ポートで行った.左右の内側臍ひだを切離し,尿膜管の膀胱側は充分剥離し結紮切離した.臍側は症例1では臍炎が持続していたので臍を切除し形成した.症例2は感染がコントロールされていたので,尿膜管を充分剥離し体内で結紮切離した.自験例では吸収糸による体内結紮で切離を行い,腹腔内に異物を残さないで低コストで行えると考えられた.

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