書誌事項
- タイトル別名
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- A CASE OF HUMAN ADJUVANT DISEASE AFTER SILICONE AUGUMENTATION MAMMOPLASTY
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説明
症例は84歳, 女性. 主訴は, 咳嗽, 顔面・両上腕の色素沈着. 約20年前に, シリコンインプラントによる豊胸術を施行されていた. 胸部CT上, 右側インプラント破裂によるシリコン漏出とその周囲の肉芽腫, 縦隔・両側肺門リンパ節膨脹を認めた. 抗核抗体上昇, リウマチ因子陽性を認め, 上記と診断し, 両側シリコンインプラント除去術を行った. 右側では, 一部シリコンが漏出し, 小胸筋周囲へ硬い肉芽腫を形成していたため, 小胸筋を合併切除したが, さらに胸壁へと肉芽が連続したため一部残存した. 術後軽度症状は軽快した. シリコンなどによる豊胸術後の膠原病様症状を認めた場合, 当疾患を疑い, 異物漏出の可能性があれば, インプラント除去を考慮する必要がある.
収録刊行物
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- 日本臨床外科学会雑誌
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日本臨床外科学会雑誌 68 (9), 2195-2197, 2007
日本臨床外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204847778432
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- NII論文ID
- 10019985132
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- NII書誌ID
- AA11189709
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- ISSN
- 18825133
- 13452843
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可