乳腺非浸潤性アポクリン癌の1例

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タイトル別名
  • A CASE OF INTRADUCTAL APOCRINE CARCINOMA OF THE BREAST

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説明

乳腺非浸潤性アポクリン癌は稀な疾患で, 現在のところ乳癌取扱い規約では分類されていない.<br>症例は51歳, 女性. 平成15年1月, 乳癌検診における超音波検査にて, 右乳房腫瘤を指摘され当院受診. 視触診, マンモグラフィにて異常所見を指摘できず, 超音波検査にて右AC領域に不整低エコー領域を認めた. 針生検で非浸潤性アポクリン癌の病理診断となり, 皮下乳腺全摘術を施行. センチネルリンパ節生検にて転移所見なく, 腋窩郭清は省略. 病理組織検査にて非浸潤性アポクリン癌, ホルモン受容体は陰性と診断. 補助療法は施行せず術後4年を経過し, 現在まで転移・再発所見を認めていない.<br>本例につき, 本邦における既報告例を合わせ考察し報告する.

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