胃穿孔を契機に発見された胃悪性リンパ腫の1例

書誌事項

タイトル別名
  • SUCCESSFUL TREATMENT OF PRIMARY GASTRIC LYMPHOMA DIAGNOSED AS TUMOR PERFORATION

抄録

症例は73歳,男性.心窩部痛にて救急受診.腹部CTでfree airと腹水,上部内視鏡検査で胃体中部前壁に潰瘍性病変を認めた.胃穿孔と診断し,緊急手術施行.初回手術時に,穿孔部縫合閉鎖術と大網被覆術を行った.穿孔部より切除した病理組織から,胃悪性リンパ腫との診断が得られたので,初回手術後10日目に胃全摘術を施行した.病理組織は,胃原発悪性リンパ腫,diffuse large B-cell lymphomaであり,リンパ節転移や腹膜播種などは認められなかった.

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参考文献 (7)*注記

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