腹壁に二次口を有する坐骨直腸窩痔瘻の1例

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タイトル別名
  • A case of ischiorectal fistula with the secondary opening at the abdominal wall

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説明

今回われわれは腹壁に二次口を有する極めて稀な坐骨直腸窩痔瘻の1例を経験したので報告する.症例は82歳男性.主訴は発熱で腹壁から膿性排液を認めていた.MRI検査を中心とした術前検査で坐骨直腸窩から会陰皮下を走行して腹壁に二次口を開口した坐骨直腸窩痔瘻と診断した.MRI検査は痔瘻の走行診断に非常に有用であり,今回のような稀な走行であっても適切な治療方法の選択に役立つと考えられた.

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