書誌事項
- タイトル別名
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- A Case of Granulocyte-colony Stimulating Factor Producing Gastric Cancer
- 症例 G-CSF産生胃癌の1例
- ショウレイ G-CSF サンセイ イガン ノ 1レイ
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説明
症例は88歳,男性.息切れ,手足の浮腫みを主訴に近医を受診し,採血にて著明な貧血,白血球増多を認めた.上部消化管内視鏡検査にて胃体下部大彎に1型腫瘍を認め,中分化型腺癌と診断された.術前白血球は30,500/μl,血性G-CSF値は119pg/mlと上昇していた.出血制御を目的に胃全摘術を施行した.病理組織診断ではtub2,pT4a(SE),ly3,v3,N3b(16/34),pPM0,pDM0,M1(LYM),Stage IVで,G-CSF染色陽性であった.術後白血球数は減少し経過は良好であったが,術後化学療法は行わず,肝転移,リンパ節転移の進行を認め,術後9カ月で死亡した.G-CSF産生胃癌は比較的稀で,本邦報告例の検討を含め報告する.
収録刊行物
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- 日本臨床外科学会雑誌
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日本臨床外科学会雑誌 74 (9), 2470-2475, 2013
日本臨床外科学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204851928320
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- NII論文ID
- 10031203138
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- NII書誌ID
- AA11189709
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- ISSN
- 18825133
- 13452843
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- NDL書誌ID
- 030743076
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可