腹腔鏡下に修復した坐骨ヘルニアの1例

書誌事項

タイトル別名
  • A Case of Sciatic Hernia Repair by a Laparoscopic Approach
  • 症例 腹腔鏡下に修復した坐骨ヘルニアの1例
  • ショウレイ フククウキョウ カ ニ シュウフク シタ ザコツ ヘルニア ノ 1レイ

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説明

症例は77歳,女性.1カ月前からの下腹部違和感を主訴に近医を受診.整腸剤の処方受けるも改善なく当院を受診.腹部CTにて骨盤内において右坐骨孔より脱出する小腸を認め,大坐骨孔ヘルニアと診断.腸閉塞の合併はなく,血液検査でも異常所見は認めなかったが,その後も症状が持続するため待機的に手術の方針となった.手術は腹腔鏡下に施行し,上殿動脈に沿ってヘルニア門を認め大坐骨孔(梨状筋上孔)ヘルニアと術中診断.ヘルニア門にmesh plug,後腹膜腔にonlay patchを留置して腹腔鏡下に修復した.坐骨ヘルニアは極めて稀なヘルニアであり,腹腔鏡下に修復したという報告も少ないため,若干の文献的考察を加えて報告する.

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参考文献 (9)*注記

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