書誌事項
- タイトル別名
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- A Case of Myofibroblastoma of the Left Breast
- 症例 乳腺筋線維芽細胞腫の1例
- ショウレイ ニュウセンキン センイガ サイボウ シュ ノ 1レイ
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説明
乳腺筋線維芽細胞腫は,間葉系細胞由来の良性腫瘍で,比較的稀な疾患であり今回経験した症例を報告する.症例は66歳の女性.左乳房腫瘤に気づき翌日来院した.左ECD領域に3.0×2.5cm弾性硬の腫瘤を触知し,軽度乳頭陥凹を認めた.MMGで左ECD領域に2.3×2.0cm分葉状の腫瘤を認め,充実腺管癌を疑った.エコーでは左ECD領域に2.3×2.7×2.5cm分葉状,境界明瞭,粗糙,低エコー,不均質腫瘤を認め悪性を疑った.穿刺吸引細胞診では検体不適正だが,紡錘形細胞がみられた.針生検では,紡錘形の間質細胞が束状に交錯し葉状腫瘍を強く疑った.悪性腫瘍も否定できず生検を行った.病理組織診は紡錘形の腫瘍細胞が束状にみられ,免疫染色でサイトケラチン・S-100蛋白が陰性で,ビメンチン・アクチン・α-SMAが陽性のことより,筋線維芽細胞腫と診断した.
収録刊行物
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- 日本臨床外科学会雑誌
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日本臨床外科学会雑誌 77 (9), 2159-2164, 2016
日本臨床外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204854880384
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- NII論文ID
- 130005519790
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- NII書誌ID
- AA11189709
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- ISSN
- 18825133
- 13452843
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- NDL書誌ID
- 027688611
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可