腹腔鏡補助下手術を行った横行結腸空腸瘻を合併したCrohn病の1例

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タイトル別名
  • Laparoscopic-assisted Surgery for Crohn's Disease with Junocolic Fistula—Report of a Case—
  • 症例 腹腔鏡補助下手術を行った横行結腸空腸痩を合併したCrohn病の1例
  • ショウレイ フククウキョウ ホジョ シタテジュツ オ オコナッタ オウコウ ケッチョウ クウ チョウソウ オ ガッペイ シタ Crohnビョウ ノ 1レイ
  • Laparoscopic-assisted Surgery for Crohn's Disease with Junocolic Fistula—Report of a Case—

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抄録

横行結腸空腸瘻を合併した大腸型Crohn病に対し,腹腔鏡補助下結腸全摘,瘻孔切除術を施行した.症例は32歳,男性.9年前よりCrohn病に対して内科的治療を行っていた.経過観察目的の下部消化管内視鏡検査で上行結腸肝弯曲部からS状結腸にかけて活動性の縦走潰瘍,多発狭窄を認めた.また,注腸造影検査で横行結腸脾弯曲部とTreitz靱帯肛門側の空腸の間に瘻孔を認めた.内科的治療困難と判断,外科的治療目的に当科紹介となった.5ポートで鏡視下に回盲部から直腸まで授動,直腸切離を行った後,小開腹し,直視下に横行結腸空腸瘻切除と検体摘出を行った.瘻孔を合併したCrohn病の手術は,瘻孔周囲に癒着が強く瘻孔切離に難渋するものの,腹腔鏡補助下手術も選択肢の一つになると考えられた.

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