当科を受診した性機能不全症例の心身医学的研究(シンポジウム/性障害のcomprehensive approach : 医学的,心理学的,社会文化的立場から)(第44回日本心身医学会総会)

書誌事項

タイトル別名
  • Psychosomatic Investigations of Sexual Dysfunction in Our Department (Symposium/Comprehensive Approach for Sexual Disorders : Medical, Psychological and Socio-cultural Perspective)
  • 当科〔中部労災病院心療内科〕を受診した性機能不全症例の心身医学的研究
  • トウ カ チュウブ ロウサイ ビョウインシンリョウナイカ オ ジュシン シタ セイ キノウ フゼン ショウレイ ノ シンシン イガクテキ ケンキュウ

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抄録

性機能不全はさまざまな心理社会的要因によって発症する.その中でもストレスとの関連に自覚のない症例では,治療か困難な場合か多いと報告されている.そこで,当科を受診した性機能不全症例の特徴および心因の自覚の有無による心理的特徴の相違を調査した.その結果,心因の自覚を有する症例の多くは,性行為の失敗に対する予期不安や緊張を有し,性行為の失敗の繰り返しが自責性を増大させ,自信を喪失していると推察された.あわせて心因の自覚を有し,治療経過が良好であった1例を報告した.

収録刊行物

  • 心身医学

    心身医学 44 (8), 565-572, 2004

    一般社団法人 日本心身医学会

参考文献 (17)*注記

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