わが国のバイオフィードバック療法の歴史(<特集>心身医療に活かすバイオフィードバック療法)

書誌事項

タイトル別名
  • The History of Biofeedback Treatment in Japan(<Special Issue>Utility of Biofeedback Therapy in Psychosomatic Medicine)
  • わが国のバイオフィードバック療法の歴史
  • ワガクニ ノ バイオフィードバック リョウホウ ノ レキシ

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説明

日本のバイオフィードバックの臨床研究は日本バイオフィードバック学会と日本心身医学会で主に報告されてきた.前者は1973年に研究会として発足したが,研究者の数や研究の報告数は最初の10年に急激に増加した後,それほど増加せずに今日に至っている.その間に研究に携わった人やグループに焦点を当てて歴史を振り返る.主要な研究グループがいくつかあるが,東京大学,東邦大学,九州大学それぞれの医学部心療内科のグループの報告が多い.フィードバックの対象は,筋活動,血圧,皮膚温が多く,筋電図による治療効果は確立しているように思える.なぜこの分野に携わる研究者が増えないのかについての考察と,今後の応用の可能性について言及した.

収録刊行物

  • 心身医学

    心身医学 52 (2), 108-112, 2012

    一般社団法人 日本心身医学会

参考文献 (12)*注記

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