Properdin 測定とその臨床的意義

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  • Measurement of Properdin and its Clinical Significance
  • Properdin ソクテイ ト ソノ リンショウテキ イギ

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抄録

補体のa-p活性系因子の1つであるProperdinの定量をSRID法により行い, CH_<50>, β_1Agl., β_1Egl., β_1Fgl., およびC3Aとの関係を調べた。急性糸球体腎炎の急性期のProperdinは0&acd;73.5%に分布し, x=43.06±24.34%, 寛解期x=81.56±26.5%を示した。また血管性紫斑病の急性期では28&acd;117%に分布を示し, x=67.08±27.29%, 寛解期x=88.4±13.13%を示した。ProperdinはCH_<50>の低下に先立ち減少する傾向を示した。Properdinの低下がただちにa-p活性化を意味するものではないと思われるが, 腎障害の臨床経過と密接な関係が認められるので, Properdinの測定は疾患の管理に有意義であると思われる。

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