水平半規管眼反射弓の神経機構

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タイトル別名
  • Synaptic Organization Between the Ampullary Nerve of the Horizontal Semicircular Canal and Cat Extraocular Motoneurons
  • スイヘイ ハンキカンガン ハンシャ キュウ ノ シンケイ キコウ

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説明

水平半規管神経(HCN)を電気刺激し, 外眼筋運動ニューロンからシナプス後電位を記録することで水平半規管-眼反射弓の神経回路網を明らかにしようとした。HCNを電気刺激すると2シナプス性興奮性シナプス後電位(EPSP)が, 刺激と同側の内直筋運動ニューロンと反対側の外転神経運動ニューロンに, 2シナプス性抑制性シナプス後電位(IPSP)が同側の外転神経運動ニューロンに発生した。HCNを刺激すると対側の内直筋運動ニューロンには潜時のおそいIPSP(恐らく3シナプス性)が発生し, この反射弓にだけ特殊な神経機構が存在していた。HCNと上・下直筋, 上・下斜筋を支配する運動ニューロンとの間には, シナプス結合を見い出せなかった。

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