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- 渡辺 言夫
- 杏林大学医学部小児科学教室
書誌事項
- タイトル別名
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- The Side Reactions of DPT Vaccine and New Pertussis Component Vaccine
- ジフテリア・百日廟・破傷風三種混合ワクチンの副反応と改良百日咳菌コンポーネントワクチンについて
- ジフテリア ヒャクニチ ビョウ ハショウフウ サンシュ コンゴウ ワクチン ノ
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抄録
痘瘡が世界から撲滅され, 種痘の定期接種がなくなった今, 最も副反応の多いワクチンは百日咳ワクチンとなった。副反応のため一時中止されていたが, 百日咳が流行したため再開された。副反応を恐れて2歳から開始することになったが, 乳児の重症百日咳も多いために安全なワクチンを求める声が高まり, 改良百日咳コンポーネントワクチン(改良百日咳ワクチン)が生まれた。われわれは現行ワクチンと改良百日咳ワクチンの副反応を比較し, 改良百日咳ワクチンが非常にすぐれていることを確認した。特に母親が最も心配し, 熱性痙攣の原因となる発熱が約1/10に減少したことが注目され, 抗体上昇も十分であることから, 定期接種に採用されるべきワクチンと考える。
収録刊行物
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- 杏林医学会雑誌
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杏林医学会雑誌 11 (2), 127-132, 1980
杏林医学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204892429952
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- NII論文ID
- 110002696970
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- NII書誌ID
- AN00062945
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- ISSN
- 1349886X
- 03685829
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- NDL書誌ID
- 2217514
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可