認知症や経済問題などが絡む複雑困難事例への対応と臨床教育/臨床研究(超高齢社会におけるプライマリ-ケア医の心身医学的課題,2014年,第55回日本心身医学会総会ならびに学術講演会(千葉))

  • 藤沼 康樹
    日本医療福祉生協連合会家庭医療学開発センター:千葉大学大学院看護学研究科附属専門職連携教育研究センター

書誌事項

タイトル別名
  • Training Primary Care Providers to Care for Complex Patients(Psychosomatic Issues for Primary Care Physicians Facing in Super-aged Society)
  • 認知症や経済問題などが絡む複雑困難事例への対応と臨床教育/臨床研究
  • ニンチショウ ヤ ケイザイ モンダイ ナド ガ カラム フクザツ コンナン ジレイ エ ノ タイオウ ト リンショウ キョウイク/リンショウ ケンキュウ

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抄録

地域医療に取り組む家庭医のようなジェネラリストはその仕事の性格上,複雑困難事例に取り組むことが多い.その際,複雑性の評価法や質的研究などによる新しいボキャブラリーの獲得,有効なチームの形成と専門職連携,患者中心のコミュニケーションスキル,そして自分の施設の外に出て,地域の力を借りることが助けになる.介入の枠組みとしては生物心理社会モデルに基づくアプローチがよい枠組みを与えてくれる.これらを医療者教育において重視すべきである.また,複雑事例の研究については,complex interventionや実装科学の参照が必要である.

収録刊行物

  • 心身医学

    心身医学 55 (9), 1025-1033, 2015

    一般社団法人 日本心身医学会

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