アクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)のトリートメント評価の実際 : サイコセラピーがさらに「社会を動かす」ために何が必要か(社会を動かすサイコセラピーの力,2011年,第52回日本心身医学会総会ならびに学術講演会(横浜))

書誌事項

タイトル別名
  • A Treatment-evaluation of Acceptance and Commitment Therapy for an Adult with Chronic Depression : Toward Bridging between Traditional Case Reports and Randomized Controlled Trails(How Can Psychotherapy Exercise Its Power to Move the Society Forward?)
  • アクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)のトリートメント評価の実際 : サイコセラピーがさらに「社会を動かす」ために何が必要か
  • アクセプタンス&コミットメント ・ セラピー(ACT)ノ トリートメント ヒョウカ ノ ジッサイ : サイコセラピー ガ サラニ 「 シャカイ オ ウゴカス 」 タメニ ナニ ガ ヒツヨウ カ

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抄録

本稿の目的は,アクセプタンス&コミットメント・セラピー(Acceptance and Commitment Therapy:ACT)の実証的な症例報告,すなわち「トリートメント評価」の実際を示すことであった.なぜなら,サイコセラピーが今後さらに「社会を動かす」ためのアカウンタビリティを向上させていくためにはランダム化比較試験(RCT)だけでなく,従来のようなエピソードのみによる症例研究とRCTをつなぐ情報,つまり「再現性のあるテーラー・メイド化」のプロセスに関する情報が必要となってくるからである.本稿におけるトリートメント評価の症例は,慢性うつ病によって,10年以上にわたって休職と復職を何度も繰り返していたクライエントに対するACTトリートメントによる復職支援である.

収録刊行物

  • 心身医学

    心身医学 52 (9), 810-818, 2012

    一般社団法人 日本心身医学会

参考文献 (19)*注記

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