書誌事項
- タイトル別名
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- A study of influence of chest electrode position upon the electrocardiogram
- キョウブ ユウドウ デンキョク ノ イチ ノ ヘンドウ ニ トモナウ シンデン
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説明
心電図における胸部誘導電極部位による波形の変化が, 診断にどの程度の変化を及ぼすかを, 特に左室肥大の診断について検討した。対象はSv_1+Rv_5(またはv_6)≧3.5mVの条件を満たした男女121名。正常胸部誘導(N-レベル)とそれよりすべての電極を一肋間上げた誘導(A-レベル)下げた誘導(B-レベル)を記録した。Sv_1+Rv_5(またはv_6)の電位差についてはA-レベル, B-レベルともにN-レベルのそれらと比較して, ともに有意に低値を示した。point score systemとの関連においては, A, B, 両レベルに移動した場合, ともに得点数が減少している。左房負荷所見の変化については, A-レベル29.9%で一番多く, 次いでN-レベルで14.5%, B-レベルで6%であつた。なおA-レベルで左房負荷が認められた35例中19例は, N-レベル, B-レベルでは, 左房負荷の所見を示さなかつた。一方, B-レベルだけに左房負荷を呈する症例は, まつたく認められなかつた。
収録刊行物
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- 杏林医学会雑誌
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杏林医学会雑誌 6 (4), 193-197, 1975
杏林医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204897881856
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- NII論文ID
- 110002698048
- 110002698088
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- NII書誌ID
- AN00062945
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- ISSN
- 1349886X
- 03685829
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- NDL書誌ID
- 1687088
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可