マウス乳腺のリボソーム : 乳腺上皮細胞の膜結合型および遊離型リボソームの分離と回収法について

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タイトル別名
  • Ribosomes in Mouse Mammary Glands : Preparation of Free and Membrane-Bound Polysomes in Mouse Mammary Epithelial Cells
  • マウス ニュウセン ノ リボソーム ニュウセン ジョウヒ サイボウ ノ マク

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抄録

乳腺上皮細胞のリボソームを, 膜結合型および遊離型に分けて回収する方法は, 現在まだ完全に確立されていない。著者らは, リボソームをintactなポリマーとして回収するため, Shortmanの方法によって調製したRNA分解酵素Inhibitorを緩衝液に加えて, 乳腺上皮細胞のホモジエネートを作成した。また結合型リボソームを短時間内に効率よく回収するには, クッションの蔗糖濃度を, 1.8Mにして, 遠心条件を124, 000×g, 5時間で行なうのが, 効果的であった。回収したマウス泌乳期乳腺上皮細胞のポリゾームは結合型, 遊離型ともOD280/260比は, 0.60∿0.63であり, ダイマー以上のポリマーは, 全リボソームの65∿70%であった。

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