特発性反応性低血糖の1症例

書誌事項

タイトル別名
  • A Case of Idiopathic Reactive Hypoglycemia
  • 症例報告 特発性反応性低血糖の1症例
  • ショウレイ ホウコク トクハツセイ ハンノウセイ テイケットウ ノ 1 ショウレイ

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説明

症例は54歳の女性. 38歳より糖分摂取で改善する脱力感, 冷汗を自覚していた. 2002年2月, 同様の症状で近医を受診. 75gOGTTで3時間後の血糖が39mg/dl のため当科を紹介となった. 血液学的には異常を認めず, 腹部CTで膵腫瘍を認めなかった. 2003年2月に同様の症状を自覚して再来し, 食後3時間の血糖が58mg/dl のため再入院となった. 内分泌ホルモンを含めて血液学的異常は認めず, 消化管の手術歴もないため特発性食後性低血糖症と診断した. α-Glucosidase Inhibitor (α-GI) で治療後経過良好である. 特発性反応性低血糖症例は比較的稀な疾患であり, 本症例を含めた本邦報告例をまとめたので, 若干の考察を加えて報告する.

収録刊行物

  • 糖尿病

    糖尿病 48 (12), 855-858, 2005

    一般社団法人 日本糖尿病学会

参考文献 (15)*注記

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