36年間の2型糖尿病の治療中に抗GAD抗体が陽性化し1型糖尿病を発症した高齢糖尿病の1例

書誌事項

タイトル別名
  • A Case Report of 36-year Treated Elderly Patient in whom Type of Diabetes was Identified as Type 1, not as Type 2 by Ascertainment of Anti-GAD Antibody Conversion from Negative to Positive
  • 症例報告 36年間の2型糖尿病の治療中に抗GAD抗体が陽性化し1型糖尿病を発症した高齢糖尿病の1例
  • ショウレイ ホウコク 36ネンカン ノ 2ガタ トウニョウビョウ ノ チリョウチュウ ニ コウGAD コウタイ ガ ヨウセイカシ 1ガタ トウニョウビョウ オ ハッショウシタ コウレイ トウニョウビョウ ノ 1レイ

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説明

本症例は76歳の男性.39歳の時に肥満を有する2型糖尿病と診断され,長期間経口血糖降下薬で加療された.71歳で脳梗塞発症を機にインスリン治療を開始した.76歳までにケトーシス,糖尿病性ケトアシドーシス,重篤な感染症,膠原病,悪性腫瘍などの合併はなかった.しかしこの間に内因性インスリン分泌能が進行性に低下し,76歳で膵島関連自己抗体の陽転が判明した.1型糖尿病へ転じた,あるいは2型に1型糖尿病が加わったものと考えられる症例と診断した.

収録刊行物

  • 糖尿病

    糖尿病 51 (2), 117-120, 2008

    一般社団法人 日本糖尿病学会

被引用文献 (3)*注記

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参考文献 (9)*注記

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