書誌事項
- タイトル別名
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- A Case of Generalized Allergy to Both Human Insulin and Protamine in Insulin Preparation.
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説明
19歳, 男性. 再生不良性貧血のため骨髄移植後, 免疫抑制剤などによる治療中に糖尿病を発症した. 1995年9月ペンフィル30 (R) Rを開始されてまもなく, 注射部位の発赤と掻痒感が出現した. 1996年11月インスリン注射後, 全身の発赤・掻痒感, 呼吸困難が出現し, 約30分間持続した. 同様な発作が免疫抑制剤などを中止した後も出現し入院となった. インスリン皮内反応では, レギュラー, NPHインスリンは全て陽性であったが, ウルトラレンテインスリンは陰性であった. レギュラーインスリンで脱感作療法中, 全身アナフィラキシーが出現した (レギュラーインスリンの添加物の皮内テストは陰性). また, NPHインスリン製剤中のプロタミンの皮内テストでもアナフィラキシーショックが出現した. インスリン製剤中の2成分-ヒトインスリンとプロタミン-に全身性アレルギーを来した興昧ある症例である.
収録刊行物
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- 糖尿病
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糖尿病 42 (11), 927-930, 1999
一般社団法人 日本糖尿病学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204906184192
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- NII論文ID
- 10005907023
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- NII書誌ID
- AN00166576
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- ISSN
- 1881588X
- 0021437X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可