書誌事項
- タイトル別名
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- Two Cases of Numbness and Pain of Neuropathy due to ANCA-associated Vasculitis Successfully Treated with Ogikeishigomotsuto
- ANCA カンレン ケッカンエン ノ neuropathy ニ ヨル シビレ トウツウ ニ オウギケイシゴブツトウ ガ ソウコウシタ ニレイ
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説明
ANCA (抗好中球細胞質抗体) 関連血管炎によるneuropathyに伴うしびれ・疼痛の2症例に黄耆桂枝五物湯が奏効した。1例目は高熱, 下肢に疼痛を伴う皮疹, 蛋白尿で発症した57歳の女性。ステロイド剤の投与により激しい疼痛は軽減したが, neuropathyによるしびれと疼痛が下肢に広範囲に残存した。そこで黄耆桂枝五物湯を投与したところ, 2週間で疼痛はほぼ消失し, しびれも半減し, ステロイド剤の減量も順調に行えた。2例目は発熱と筋痛で発症した82歳の女性。ステロイド剤の投与により上腕の筋痛は消失したが, 下腿から足底にかけてしびれが出現し歩行に支障をきたした。黄耆桂枝五物湯を処方したところ, 足が温まり, しびれの範囲が減少し歩行が可能となった。これらの症例から, ANCA関連血管炎のneuropathyによるしびれ・疼痛に対して, 黄耆桂枝五物湯が有効である可能性が示唆された。
収録刊行物
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- 日本東洋医学雑誌
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日本東洋医学雑誌 58 (3), 495-501, 2007
一般社団法人 日本東洋医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204906842368
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- NII論文ID
- 110006290516
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- NII書誌ID
- AN00015774
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- ISSN
- 1882756X
- 02874857
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- NDL書誌ID
- 8854698
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可