漢方治療が奏効した酒さの10症例

書誌事項

タイトル別名
  • Ten Cases of Rosacea Successfully Treated with Kampo Formulas
  • 臨床報告 漢方治療が奏効した酒[サ]の10症例
  • リンショウ ホウコク カンポウ チリョウ ガ ソウコウ シタ シュサ ノ 10 ショウレイ

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説明

難治性の中高年の女性にみられた第1,2度の酒皶の10症例に,漢方治療を行い,著効を得たので,報告する。患者の年齢は,46歳から81歳までで,平均年齢は60.6歳,発病から受診までの期間は1カ月前から5,6年前までで,平均期間は約2.2年であった。奏効した方剤は,大柴胡湯と黄連解毒湯の併用が7例,葛根紅花湯が3例であった。後者のうち,1例は葛根紅花湯のみ,1例は始め葛根紅花湯で治療し,のち白虎加人参湯と加味逍遙散の併用に転方した。残りの1例は桂枝茯苓丸と黄連解毒湯で開始,のち葛根紅花湯に転方した。本病に大柴胡湯と黄連解毒湯の併用,または葛根紅花湯が治療の第一選択として試みる価値がある。

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