書誌事項
- タイトル別名
-
- Effects of Oren-gedoku-to and Haino-san-kyu-to for Inflammatory Periodontal Disease in Flare-up Period.
この論文をさがす
説明
歯肉の発赤, 腫脹, 疹痛, 出血, 排膿などの炎症症状が著明に認められる炎症型 (実熱証型) 歯周疾患の急性発作期に対し, 清熱作用を持つ黄連解毒湯と排膿散及湯の投薬目標 (証) を想定し投薬を行った。黄連解毒湯の証は, 歯肉が腫脹し発赤の程度が強い歯周炎, あるいは歯肉発赤と出血が認められる歯周炎と想定した。排膿散及湯の証は, 歯肉が腫脹しているが発赤の程度が弱い歯周炎, あるいは排膿が認められる歯周炎と想定した。黄連解毒湯, 排膿散及湯とも各10症例に投与し, 良好な結果が得られた。炎症型 (実熱証型) 歯周疾患の急性発作期において, 想定した投薬目標 (証) で, 黄連解毒湯と排膿散及湯のエキス剤が有効であると考えられた。
収録刊行物
-
- 日本東洋医学雑誌
-
日本東洋医学雑誌 44 (2), 191-195, 1993
一般社団法人 日本東洋医学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001204908479744
-
- NII論文ID
- 130001416999
-
- ISSN
- 1882756X
- 02874857
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可