オルメサルタン服用高血圧患者での糖尿病と脳・心血管系イベントの関係(OMEGA studyサブ解析)

書誌事項

タイトル別名
  • Relationship between Diabetes Mellitus and Cardiovascular Events in Hypertensive Patients Receiving Olmesartan-based Treatment (OMEGA Study Subanalysis)
  • 診断・治療(食事・運動・薬物) オルメサルタン服用高血圧患者での糖尿病と脳・心血管系イベントの関係(OMEGA studyサブ解析)
  • シンダン ・ チリョウ(ショクジ ・ ウンドウ ・ ヤクブツ) オルメサルタン フクヨウ コウケツアツ カンジャ デ ノ トウニョウビョウ ト ノウ ・ シンケッカンケイ イベント ノ カンケイ(OMEGA study サブ カイセキ)

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説明

アンジオテンシン受容体II拮抗薬(ARB)であるオルメサルタンをベースとした降圧療法下の日本人高血圧患者における脳・心血管系イベント(cardiovascular disease:CVD)の発症と血圧及びその他のリスク因子の関係を調べた前向き大規模観察研究であるOMEGA studyの解析対象集団のうち,脳・心血管系疾患の既往のない患者13,052例を対象に,糖尿病の有無及び血圧・HbA1cとCVD発症の関連を検討した.36ヵ月の調査期間中のCVDの発症率(/1000人年)は,糖尿病群(3,155例)9.83,非糖尿病群(9,897例)4.23であった.高血圧患者においてCVDを抑制する上で,血圧を140/90 mmHg未満,さらに糖尿病合併例では,血圧を130/80 mmHg未満に管理することに加え,HbA1cを7.0 %未満に管理することが望ましいことが示唆された.

収録刊行物

  • 糖尿病

    糖尿病 57 (2), 94-101, 2014

    一般社団法人 日本糖尿病学会

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