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- 大塚 吉則
- 北海道大学大学院教育学研究院
書誌事項
- タイトル別名
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- <b>Kampo Medicine and Hot Springs </b>
- 漢方と温泉 : 温泉医学的考察
- カンポウ ト オンセン : オンセン イガクテキ コウサツ
- Kampo Medicine and Hot Springs
- <b>―</b><b>A Balneotherapeutic Viewpoint</b><b>―</b>
- <b>─温泉医学的考察─</b>
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抄録
古代中国においては,時の権力者は温泉を憩いの場として利用していた。玄宗皇帝は温泉を引いて宮殿(華清宮)を建てて内部に池を配置し,楊貴妃を伴ってこの地で時を過ごしていた。温泉の効能は古代中国でも知られており,漢の科学者張衡の温泉賦をはじめとして多くの記載が残っているが,漢方医学と直接関連した書物としては,李時珍の本草綱目が有名である。温泉は「温湯」として地水類の一つに数えられており,硫黄の臭いを発する地表からわき出る(沸泉)熱い湯として認識されている。日本においては江戸時代,貝原益軒が養生訓に温泉入浴についての注意事項を記載している。その後,後藤艮山が高温泉に入ることが重要であるとし,彼の弟子香川修徳はその著書一本堂薬選で,温泉入浴方法にまで言及している。温泉療法は「気血水」のすべてに影響を与えており,漢方とともに用いればさらにお互いの効用を増強させうるものと思われる。
収録刊行物
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- 日本東洋医学雑誌
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日本東洋医学雑誌 63 (3), 159-167, 2012
一般社団法人 日本東洋医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204910237440
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- NII論文ID
- 130002123806
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- NII書誌ID
- AN00015774
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- ISSN
- 1882756X
- 02874857
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- NDL書誌ID
- 023839224
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可