Virchowリンパ節転移で発見されたS状結腸癌の1例

書誌事項

タイトル別名
  • A Case of Sigmoid Colon Cancer Detected in Process of Virchow Lymph Node Metastasis
  • 症例報告 Virchowリンパ節転移で発見されたS状結腸癌の1例
  • ショウレイ ホウコク Virchow リンパセツ テンイ デ ハッケン サレタ Sジョウ ケッチョウガン ノ 1レイ

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説明

症例は65歳,女性。左鎖骨上窩の腫瘤に気付き当院耳鼻科を受診し,同部からのリンパ節生検で中分化管状腺癌の診断となった。CT検査で左鎖骨上窩から上縦隔にかけて複数のリンパ節腫大と,S状結腸に壁肥厚を認めた。上部消化管内視鏡検査は異常なく,下部消化管内視鏡検査にてS状結腸に全周性の2型腫瘍を認め,病理組織学的に管状腺癌と診断した。以上よりVirchowリンパ節転移を伴ったS状結腸癌と診断し,S状結腸切除術,D3郭清を施行した。病理組織診断は中分化腺癌,SE,N3,H0,P0,M1 (Virchowリンパ節),stageⅣであった。術後よりmFOLFOX6による化学療法を開始している。

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参考文献 (17)*注記

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