パーキンソン病に対する薬物治療と鍼灸治療併用療法についての治療成績

書誌事項

タイトル別名
  • Treatment Results between Matched Pair of L-dopa Medication Treatment and Acupuncture Treatment Combination on Parkinson Disease
  • パーキンソン病に対する薬物治療と鍼灸治療併用療法についての治療成績 : 2群間のランダム化比較試験
  • パーキンソンビョウ ニ タイスル ヤクブツ チリョウ ト シンキュウ チリョウ ヘイヨウ リョウホウ ニ ツイテ ノ チリョウ セイセキ : 2グン カン ノ ランダムカ ヒカク シケン
  • Treatment Results between Matched Pair of L-dopa Medication Treatment and Acupuncture Treatment Combination on Parkinson Disease-The Randomized Controlled Trial between 2 Groups-
  • —The Randomized Controlled Trial between 2 Groups—
  • —2群間のランダム化比較試験—

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説明

パーキンソン病は神経難病である。我々はこの疾患を薬物治療群と薬物治療と鍼灸治療併用群に無作為に群別し,その進行度をホーンヤール度と UPDRS II・III について治療開始から5年間にわたり追跡調査をおこなった。薬物治療群は95例平均年齢64.7才,薬物治療と鍼灸治療併用群は103例平均年齢63.9才,両群において L-dopa 内服量や合併症において差はなかった。結果は,薬物治療群5年経過時にホーンヤール度平均2.1±0.8,薬物治療と鍼灸治療併用群はホーンヤール度平均1.3±0.4となった。また同様に UPDRS II は薬物治療群平均12.2±7.2に対し鍼灸治療併用群平均は7.6±5.0となった。次いで UPDRS III は薬物治療群は平均18.2±9.8に対し鍼灸治療併用群は平均11.9±6.8となり,いずれも反復測定分散分析で有意差を認めた。我々はパーキンソン治療において鍼灸治療を併用することは,その進行抑制に寄与できるものと考える。

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参考文献 (13)*注記

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