書誌事項
- タイトル別名
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- Risk of Gastrointestinal Perforation in Patients with Metastatic Colorectal Cancer Receiving Bevacizumab
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説明
目的:Bevacizumab併用化学療法を行った切除不能進行再発大腸癌症例を対象に,消化管穿孔の危険因子を検討する.方法:2007年7月から2012年12月までに当院でBevacizumab併用化学療法を開始した切除不能進行再発大腸癌症例195例をレトロスペクティブに解析した.消化管穿孔の危険因子を単変量,多変量ロジスティック回帰分析により検索した.結果:消化管穿孔は7例(3.6%)に認めた.単変量解析では,直腸癌(オッズ比4.933,95%信頼区間1.061~22.947),放射線照射既往(オッズ比39.120,95%信頼区間4.518~338.691)の二つの因子が統計学的有意(P<0.05)に消化管穿孔の発生と関連していた.多変量解析では,放射線照射既往のみが独立して有意な因子であり,照射既往ありの調整オッズ比は34.831(95%信頼区間3.566~340.204)であった.結語:放射線照射症例に対するBevacizumab投与は慎重に行われるべきであると考えられた.
収録刊行物
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- 日本消化器外科学会雑誌
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日本消化器外科学会雑誌 49 (2), 75-83, 2016
一般社団法人 日本消化器外科学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204917949824
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- NII論文ID
- 130005128397
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- ISSN
- 13489372
- 03869768
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可