非観血的還納後に待機的にメッシュプラグ法で根治術を行った閉鎖孔ヘルニアの1例

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  • Elective Obturator Hernia Repair after Closed Repositioning with Ultrasonography

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抄録

症例は81歳の女性で,腹痛と悪心を主訴に受診した.腹部CTで右閉鎖孔に小腸と連続する腫瘤を認め,右閉鎖孔ヘルニア嵌頓と診断した.発症2時間の時点で,超音波検査下に非観血的な整復を行った.整復後第4病日に待機的に大腿アプローチによるメッシュプラグ法で閉鎖孔ヘルニア根治手術を行った.閉鎖孔ヘルニアは緊急開腹手術を要する疾患とされてきたが,非観血的な整復を行うことができれば低侵襲な手術が可能であると考えられる.

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