上腕周測定法の検討及び某工作機械製作工場從業員の上腕周に就いて (第1報)

  • 内野 欽司
    東京慈惠会医科大学生理学教室 (名取研究室)
  • 宮沢 清
    東京慈惠会医科大学生理学教室 (名取研究室)
  • 山田 昌徳
    東京慈惠会医科大学生理学教室 (名取研究室)

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説明

1) 上腕周計測法の吟味を行うため測定部位を一定とし, 條件を定め, また簡単な測定器具を考案し, 2, 3の基礎実験を行い, 某機械工場從業員125名について実際試験を行つてみた。<BR>2) 巻尺による測定方法では検者が巻尺を緊縛する程度によつて測定値が異る。目測による上腕の最も太い部位は測定時に検者が異れば異る。また上腕の挙上或は下垂位によつて上腕周が異る。しかし條件を恒常にすれば恒常な測定値が得られる。<BR>3) 從業員の上腕周の測定結果は設計部門, 事務系統及び現場の順に大となり, 一応職場の衛生学的考察に役立ち得る資料が得られる。

収録刊行物

  • 体力科学

    体力科学 5 (4), 105-108, 1956

    一般社団法人日本体力医学会

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