書誌事項
- タイトル別名
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- An analysis of the injured lateral ligaments of acute ankle sprain
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説明
足関節外側靭帯損傷例の損傷原因と損傷部位を明らかにすることを目的とした.<br> 対象は151例で, そのうち単独損傷54例, 複合損傷97例であった. さらに損傷部位では靭帯部が127例, 裂離骨折が24例であった. これらを統計学的手法を用いて分析した. <br> 結果: 受傷原因はスポーツ65%, 日常生活21%, 仕事での事故が7%であった. スポーツでは男女ともバレーボールが多い. <br> 受傷年齢では単独損傷で平均17.5±8.7歳, 複合損傷で平均23.7±13.0歳, また距骨傾斜角は単独損傷で平均13.6±4.8度, 複合損傷で平均15.9±5.5度で, 有意差があった. 9歳以下の4例は全例が裂離骨折であった. <br> 結論: 距骨傾斜角10度以上で単独損傷, 15度以上で複合損傷が考えられる. また9歳以下で距骨傾斜角10度以上では, ATFLの裂離骨折の可能性が極めて高い. 単独損傷で靭帯附着部の化骨以前では裂離骨折となりやすい. <br>
収録刊行物
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- 中部日本整形外科災害外科学会雑誌
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中部日本整形外科災害外科学会雑誌 45 (6), 939-946, 2002
一般社団法人 中部日本整形外科災害外科学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204924496000
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- NII論文ID
- 130004139922
- 50000715379
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- NII書誌ID
- AN00146397
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- ISSN
- 13490885
- 00089443
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可