書誌事項
- タイトル別名
-
- Calcification of Yellow Ligamentum of the Cervical Spine Presenting Brown-Sequard Syndrome: A Case Report
この論文をさがす
説明
黄色靭帯石灰化症(CYL)は変性した黄色靭帯の弾性繊維内に様々なリン酸カルシウム結晶が沈着し神経症状を引き起こす疾患である.今回我々は頚椎に発症しBrown-Sequard症候群を呈した一例を経験した.症例は66歳男性.脳梗塞の既往あり.左上下肢のしびれを主訴に来院.身体所見でC8以下の左温痛覚低下および右深部覚低下,右上下肢運動麻痺(上肢は2レベル,下肢は4レベル),痙性歩行を認めた.MRI,CTミエログラフィーではC4からC5高位に後縦靭帯骨化症,C5/6高位にCYLによる脊髄の圧迫を認めたため椎弓形成術を行い,CYLを切除した.術後知覚障害に変化はみられなかったが歩行は軽度の改善がみられた.CYLによりBrown-Sequard症候群を呈することは比較的稀とされ,若干の文献的考察を加え報告する.
収録刊行物
-
- 整形外科と災害外科
-
整形外科と災害外科 58 (2), 241-244, 2009
西日本整形・災害外科学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001204937183232
-
- NII論文ID
- 130004460810
- 10024768913
-
- NII書誌ID
- AN00126582
-
- ISSN
- 13494333
- 00371033
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可