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抄録
【はじめに】今回我々は仙骨部に発生し腫瘍と鑑別を要した椎間関節嚢腫を経験したので報告する.【症例】74歳女性.2年前より右下肢の違和感を自覚.徐々に増悪し,右下肢痛・しびれ出現,歩行困難となったため当院受診.MRIのT2強調画像で仙骨部の脊柱管内にhigh,low混在する15mm大の腫瘤性病変を認めた.腫瘤は造影MRIで造影効果なく,Myelo CTでも造影されず硬膜外腫瘤と判断した.手術は右L5/Sよりアプローチし,S1神経根を同定してから尾側の腫瘤へ向かって徐々に骨切除した.S1神経根背側に暗赤色調の腫瘤を認め一塊として摘出.病理診断は椎間関節嚢腫であった.【考察】L5/Sにできた椎間関節嚢腫は長期間の経過で椎間関節近傍より移動し腫瘍性病変との鑑別が必要となる場合がある.若干の文献的考察を加えて報告する.
収録刊行物
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- 整形外科と災害外科
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整形外科と災害外科 65 (3), 541-544, 2016
西日本整形・災害外科学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204940037888
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- NII論文ID
- 130005179906
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- ISSN
- 13494333
- 00371033
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可