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説明
症例は87歳女性.主訴は右膝痛.現病歴は平成23年より右膝痛が出現し,膝蓋骨亜脱臼を認めていた.痛みは軽度であったが,平成28年4月より右膝痛が徐々に増強した.右膝蓋骨は外側に恒久的に亜脱臼しており,レントゲン画像上は,大腿骨外顆前面の関節面並びに膝蓋骨関節面に数列の縦走する鋸歯状の変化を認めた.6月に人工膝関節置換術を施行した.手術に際しては,膝蓋骨を骨折しないように処理し,大腿骨コンポーネントを通常より外側・外旋設置,脛骨コンポーネントを通常より外旋設置とした.さらに外側支帯解離と内側広筋縫縮術を施行した.One thumb techniqueにて膝蓋骨トラッキングは良好となった.術翌日から可動域訓練を開始し術後4か月の時点で自動屈曲105°伸展-10°可能であり独歩可能なレベルである.本症例に文献的考察を加え検討した.
収録刊行物
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- 整形外科と災害外科
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整形外科と災害外科 66 (3), 498-500, 2017
西日本整形・災害外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204940267520
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- NII論文ID
- 130006252128
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- ISSN
- 13494333
- 00371033
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可