書誌事項
- タイトル別名
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- Notes on the flies associated with wild chimpanzees at Mahale Mountains National Park, Tanzania, East Africa
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説明
野生チンパンジーとの関係を中心とした衛生上重要な双翅目昆虫の採集調査を, 1995年と1996年のそれぞれ雨季に, 東アフリカ, タンザニア西端, タンガニーカ湖に面したマハレ山塊国立公園で行った。その結果, アブ科3属7種, ツェツェバエ科1属2種, イエバエ科5属14種, クロバエ科5属8種, ニクバエ科2属4種の5科16属35種を得た。そのうちの3科4属10種がタンザニア未記録種であり, 全体の種構成から動物地理学的には中央あるいは西アフリカ的傾向が示された。アブ科では, Haematopota属が優占属で, チンパンジーとの関係が深いことが推察された。ツェツェバエ科の2種は, その消化管内血液が霊長類由来であることがELISAによる分析で明らかにされ, チンパンジーを吸血している可能性が示唆された。また, チンパンジーの糞に集まるハエ類では, Sarcophaga (Bercaea) arunoが優占種であった。
収録刊行物
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- 衛生動物
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衛生動物 50 (2), 151-155, 1999
日本衛生動物学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204943069056
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- NII論文ID
- 110003818884
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- NII書誌ID
- AN00021948
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- ISSN
- 21855609
- 04247086
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- NDL書誌ID
- 4788333
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可