書誌事項
- タイトル別名
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- Residual effect of diazinon emulsion to larvae of the mosquito, Culex pipiens pallens in ditches
- ゲスイ コウ ニ サップ シタ ダイアジノン ニュウザイ ノ アカイエカ ヨウチュウ ニ タイスル ザンコウセイ
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説明
1)川崎市内の下水溝に発生するアカイエカCulex pipiens pallens幼虫にたいして, diazinon 5%乳剤を, 水量にたいして原体0.5ppmの割合で撒布し, その残効性および, それに関連する効果の概要を求めた.2)薬剤撒布後卵塊数は減少の傾向を示し, 2〜3日後に最低になるが, 以後増大して, 6日後には, ほぼもとのレベルまで回復する.3)若令および老令幼虫は, 薬剤撒布の1日後にminimumに達した例がもつとも多いが, サナギは, 2日後にminimumに達した例がもつとも多い.4)この量のdiazinon撒布が有効であつた例について, 撒布してから再出現までの期間を求めると, 若令幼虫で平均4.2日(3.7〜4.6日, 信頼限界), 老令幼虫で7.1日(6.3〜7.9日), サナギで8.6日(7.8〜9.4日)になる.この結果から, この量のdiazinonの撒布では, 本来の残効性はほとんど認められないか, せいぜい2〜3日であり, また実際駆除にあたつては, 約1週間おきに撒布をくりかえすことが必要なことを知つた.5)実験地の条件別に, 薬剤撒布の効果を比較検討した結果, 構造がコンクリートであるか素掘りであるか, また草つきの多少は, いずれも効果にほとんど関係がないこと, 流れのある水域では, 効果が低い傾向が認められることを知つた.また, 深さが効果に影響を与えないことから, 下水溝の薬剤撒布は, 表面積を基準にするよりも, 水量を基準にする方がより合理的であることを推定した.
収録刊行物
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- 衛生動物
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衛生動物 11 (4), 210-215, 1960
日本衛生動物学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204943483392
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- NII論文ID
- 110003824397
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- NII書誌ID
- AN00021948
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- ISSN
- 21855609
- 04247086
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- NDL書誌ID
- 8997652
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可