書誌事項
- タイトル別名
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- Investigations on the control of lice. I. : An observation of undershirts obtained from free labourers, and DDT test for lice
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説明
1950年春横濱市内自由労働者間における発疹チフスの流行に際しDDT撤布及びリケツチア消毒の完壁を期したにも拘らず, 容易に止まなかつた患者発生が, 消毒の励行によつて比較的速に発生が止つた事は, 当時私共の特に強調した事である.又本流行において国産DDTの効果に対する疑義が伝えられ, DDTの粉子の大さ, タルクの性状, 含湿度等が問題として取上げられ, DDTの品質向上に資する事が少くなかつた.従つてDDT撤布のみによる虱駆除に関しては, 実地防疫上尚検討を要する点が残されている.1951年11月私共は横濱市防疫課で市内浮浪者を対象に, 発疹チフス予防接種並にDDT撤布を実施した際得た材料により, 虱に関する観察と実験を行う事が出来たのでその概要を報告する.
収録刊行物
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- 衛生動物
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衛生動物 2 (2-3), 56-61, 1951
日本衛生動物学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204944868096
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- NII論文ID
- 110003823415
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- DOI
- 10.7601/mez.2.56
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- ISSN
- 21855609
- 04247086
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可